結膜弛緩症とは
年齢とともに白目の粘膜がゆるんでくることにより、
- 異物感(ゴロゴロする)
- 流涙症(いつも涙が多くウルウルした感じがする)
- 再発性結膜下出血(くりかえし白目に出血をおこす)
などの症例がでることがあります。
1~3の3つの症状が強く結膜のゆるみがあきらかな場合で、点眼などで症状が改善しなければ結膜のゆるみをとる手術を行います。
年齢とともに白目の粘膜がゆるんでくることにより、
などの症例がでることがあります。
1~3の3つの症状が強く結膜のゆるみがあきらかな場合で、点眼などで症状が改善しなければ結膜のゆるみをとる手術を行います。
ゆるんだ結膜を本来の位置に5 ヶ所縫いつける手術(20分)でできます。
もう1 つはゆるんだ結膜( 余った結膜) を切開して縫着する手術(30分) です。
結膜弛緩症の手術:術前
結膜弛緩症の手術:術後
白目の一部である結膜下の良性の組織が異常に増殖し、黒目の角膜にまで伸びてくる病気です。
角膜にまで達していない、又は少しかかった程度の初期の頃は、充血が強かったり、異物感が出る時には、炎症を抑える点眼程度で様子を見て問題ありません。
充血や異物感が頻回に生じる、瞳の近くにまで伸びてきた、乱視など見え方に影響が出ている場合には、手術が必要となります。
手術を行っても再発する事が多く、年が若いほど再発の傾向が顕著だと言われています。
約半年間は点眼による再発防止の治療が必要です。
局所麻酔下に結膜一部切除、増殖組織を可能な範囲で切除し、正常な結膜を弁として移植します。 約30分で行います。
翼状片の手術:術前
翼状片の手術:術後
最近、遠方も近方も見やすくなる多焦点眼内レンズを白内障手術の時に受ける方が増ています。
多焦点眼内レンズを使用できなくなる病気の一つとして、この黒目の上に伸びてくる翼状片という病気があります。角膜の半径の2/3を越える表面の凹凸の後遺症を残すため 将来的に多焦点眼内レンズには向かないということになります。角膜半周の1/2を越えたら多焦点眼内レンズを使用できなくなるため、早めに手術していた方が良いでしょう。
角膜輪部(黒目の端)から瞳孔の中心までを角膜の半径とします。
翼状片の進行度合いによる術前後の変化です。
グレード1の例
術前
術後
(乱視トポグラフィー)
術前
術後
グレード2の例
術前
術後
術前
術後
グレード3の例
術前
術後
(乱視トポグラフィー)
術前
術後