診療案内

診察対象となる症状・病気

  • 白内障

    白内障とは眼の中にあるレンズが白く濁ってくる病気です。
    視界が霞んだり、視力が低下するなどの症状が見られます。

  • 多焦点(遠近)眼内レンズ

    白内障手術時に自由診療で高額ですが、多焦点(遠近両用眼内レンズ)を用いることで遠くも近くも眼鏡なしで見える範囲を広げてくれる眼内レンズの治療が可能です。

  • 斜視

    斜視とはものを見るときには、両方の黒目が見ようとする方向に向かずに、片方の目が見たいものと違う方向に向くことがあり、これを斜視といいます。

  • 弱視

    子供の視力は、ほぼ5才で1.0に達すると言われていますが、遠視や乱視が強くて(屈折異常)、先天性白内障、斜視などが原因で視力の発育が遅れている状態を弱視と言います。

  • 眼瞼下垂・眼瞼内反

    眼瞼下垂は加齢やハードコンタクトの長期装用で瞼が下がってくる病気、眼瞼内反は逆まつげの病気です。

  • 緑内障

    緑内障は、中高年の方に多い病気の一つで視神経が弱り、視野が欠けてくる病気です。40才以上の20人に一人に緑内障の方がいると言われております。

  • 流涙症

    涙の排出に問題があり、涙があふれてくる症状が出ます。
    涙を鼻に排出する涙道(涙小管・涙嚢・鼻涙管)が詰まったり狭くなっている場合は、流れを良くするための治療を行います。
    流涙症の原因には、逆まつげなど外部的な刺激で涙の量が増えている場合もあります。

  • 赤ちゃんの涙目

    生まれてすぐから涙目でメヤニを繰り返す病気です。鼻涙管に膜が残って生まれてくることが原因です。涙のう部に点眼マッサージを行い、自然に治ることもありますが、生後3カ月過ぎても治らないときには、治療を行います。

  • 涙嚢炎

    涙を目から鼻へ流す涙道が詰まるなどで炎症を起こした状態です。涙や目やにが多くなり、圧迫すると膿が出ます。
    ひどくなるとまぶたから鼻、頬にかけて腫れや痛みが出る場合もあります。針を刺して膿を出したり、抗生剤で原因菌を殺す治療を行います。当院では涙道内視鏡を使った最新の治療を行っています。

  • 糖尿病網膜症

    糖尿病が原因で細い血管が詰まったり傷つきやすくなる症状が網膜で発生する事で、網膜内に異常な血管(新生血管)が増え出血を繰り返したり、増殖膜が生じ、網膜剥離を起こしたり、新生血管緑内障などにより失明に至る場合もあります。糖尿病の治療との併用が重要ですが、網膜内で異常な血管(新生血管)、発生の防止や視力低下の防止のためにステロイド薬や抗VEGF薬の局所注射やレーザー治療を行います。

  • 加齢性黄斑変性

    ものを見るのにとても重要な網膜の黄斑部が、加齢により変化し視力に影響を与える病気です。50代以上の男性に多いとされ、高齢化に伴い患者数が増えています。視界の中心部がぼやけ、暗くゆがむのが特徴です。抗VEGF薬の局所注射が用いられています。

  • 黄斑前膜・黄斑円孔

    眼球内の加齢性の硝子体の変化により、発生する病気で50才以上の方に多くみられます。黄斑部に膜を張る病気が黄斑前膜でゆがみや視力低下を生じることがあります。黄斑円孔は、硝子体の加齢性の変化により、硝子体の収縮に関連して黄斑部に穴が空く病気で、中心部が見えづらく視力低下を生じます。

  • 眼瞼痙攣

    瞼がピクピクと痙攣して動くことを、眼瞼痙攣(がんけんけいれん)と言います。初期の場合、痙攣ではなく、まばたきが多い、目が開けづらいなどの症状のみの事もあります。

  • 結膜弛緩症

    年齢とともに白目の粘膜がゆるんでくることにより、異物感(ゴロゴロする)などの症例が出る病気です。

  • 翼状片

    紫外線の影響等によって白目(結膜)の下に良性の増殖組織が出て、黒目(角膜)に伸びてくる病気です。瞳孔に及ぶ前に手術を行います。

  • 結膜下出血

    結膜の下の血管から出血し、白目が赤くなる病気です。
    痛みなどの症状はほとんど無く、鏡などを見て初めて気づく場合が多い様です。眼内に影響して視力低下を起こすような事はほぼ無く、1~2週間程度で自然に消えるので、特に治療の必要はありません。

  • ドライアイ

    涙の量や質が変化する事により、目の表面に傷がついた状態になる病気です。治療としては、目の潤いを補充や改善する目的で点眼薬を使用する方法や、涙の排出口である涙点を塞ぐ涙点プラグを使用する方法などがあります。

  • 近視治療

    近くが見えるが遠くが見えない屈折異常が近視です。平成26年度の発表で日本の小学生で約20%が近視となっています。軽度の近視(仮性近視)の場合、日常生活に注意し、点眼加療を行います。検査により、改善の可能性が低い場合は、眼鏡やメガネの装用をすすめています。

  • 生理的飛蚊症

    視界に黒い糸や虫のようなものが動いて見える病気です。
    眼球の中の硝子体の劣化や変化が原因となります。
    ぶどう膜炎、網膜剥離によって起こる場合も有るので、医師による検査が重要です。

  • 網膜剥離

    眼球の内側にある網膜が剥がれる病気です。原因は加齢による硝子体の変化や糖尿病網膜症などの他に、頭部打撲などの外傷が原因となる場合もあるため、20代と50代以上に多い病気です。治療法はレーザーと冷凍凝固を使用して網膜を剥がれにくくする方法があります。しかし、多くの場合、網膜剥離の手術が必要です。進行すると失明に至る病気なので、早期に治療を行う事が重要です。

  • 眼精疲労

    目の奥の痛み、充血する、目の乾燥や肩こり、頭痛などを伴う症状を眼精疲労といいます。眼鏡やコンタクトが合っていない、過度の近業作業、体調不良や精神的ストレスが強い場合なども関連して生じます。

  • 結膜炎

    結膜炎には、細菌やウィルスの感染により広まる結膜炎と、アレルギー性の結膜炎とがあります。いずれも目のかゆみや異物感、充血などの症状が出ます。点眼薬での治療が基本となりますが、原因によって薬の種類は変わりますので医師の診断を受けるようにしてください。

  • 流行性角結膜炎(はやり目)

    感染力の高いアデノウィルスの感染が原因で起こります。
    まぶたの腫れ、充血、水っぽい目やに、涙が出る、異物感、まぶしいなどの症状が出ます。人から人へ感染するので、症状が出たら他の人に感染させない様注意が必要です。

  • ぶどう膜炎

    眼球の外壁である強膜の内側の層に血管が多く、眼球を包み込むように広がる脈絡膜と毛様体、虹彩をまとめてぶどう膜と呼びます。ぶどう膜が炎症を起こす原因はサルコイドーシス、原田病、ベーチェット病が多いとされていますが、他にも膠原病や腸疾患など様々な原因が考えられます。
    原因や重症度によって治療法も変わりますので、医師にご相談ください。

  • 眼瞼炎

    まぶたの炎症は、まつげの根元部分に生じる眼瞼縁炎と、まぶたの皮膚に起きる眼瞼皮膚炎とに分かれます。
    細菌やウィルスによる感染性のものと、アレルギー反応などによる非感染性のものがあります。

  • 霧粒腫(ものもらい)

    まぶたや目の縁にある脂や汗を出す腺に細菌が感染して起こり、まぶたの腫れや痛みが出ます。地方によって「めいぼ」「めばちこ」などと呼ばれることもありますが、医学的には麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と呼ばれます。治療には細菌を殺菌できる点眼薬や軟膏を使用します。霧粒腫は瞼の縁の油の分泌性、つまりしこりの状の物が出来ます。感染を伴うと充血や痛みも出てきます。

  • 角膜ヘルペス

    口や顔に小さな水ぶくれを作るのと同じヘルペスウィルスの一種が角膜に感染して起きる病気です。目の痛み、異物感、まぶしい、涙が出る、などの症状が出ます。抗ウィルス薬の投与による治療が基本です。

  • 雪目(電気性眼炎)

    スキー場や海水浴場などで強い太陽光線を浴びたり、溶接などの強い光を長時間見る事で角膜の表面に傷がつく病気です。通常1~2日程度で治ります。

  • 点状表層角膜炎

    角膜の表面に点状の傷がつく事で、異物感やまぶしく感じるなどの症状が出ます。傷がつく原因はコンタクトレンズや逆まつげ、感染やドライアイなどです。原因によって治療法も変わりますので、医師の診断を受けましょう。

  • コンタクトレンズ

    近視、遠視、乱視や老子に対する屈折矯正の方法に眼鏡とコンタクトがあります。ソフトコンタクト・ハードコンタクトや1日使い捨て、2週間、1カ月交換ソフトコンタクトや従来型のソフトコンタクトなどもあります。ソフト・ハード共に乱視の強い方向けのコンタクト、遠近両用のソフト・ハードコンタクトの対応も可能です。

  • 眼鏡・ロービジョン

    小児から成人まで裸眼視力が不良な場合、小児期は必要があれば調節麻痺剤を用いて、屈折を詳しく調べて眼鏡合わせをすることもあります。眼位や両眼のバランス、40才以降の方は調節力の低下に配慮して眼鏡合わせを行います。ロービジョンは、病気や外傷でコンタクトや眼鏡でも視力が不良な場合、読書を可能にするための補助具の選定やアドバイスを行っています。

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