設備紹介

すみれ眼科クリニックの最新設備一覧

すみれ眼科クリニックでは新しい医療技術・医療機器を導入しております

当院では、裸眼視力(メガネなしの視力)の改善をめざした保険内での白内障手術、遠近両用の眼内レンズ(多焦点眼内レンズ)を用いた白内障手術、瞼が下がる(眼瞼下垂)や逆さまつ毛が刺さる病気(眼瞼内反)の日帰り手術、成人の目がずれる病気(斜視)の手術など各種の日帰り手術をおこなっており、糖尿病網膜症や緑内障や後発白内障に対するレーザー治療も可能です。又、涙目(涙がいつも多い)方の検査や治療も行っています。

  • 白内障関連で使用する高性能の機器
  • 緑内障や加齢黄斑変性症などの眼底疾患の診断病状の把握、治療にも有用な最新機器の導入
  • 小児眼科領域で最新機器の導入
  • 涙道内視鏡や鼻内視鏡の導入で最新の涙道疾患の治療が可能
  • 眼精疲労や仮性近視の状態を把握できる最新の機器
  • 糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症で用いる最新の機器
  • ドライアイに対する最新の検査機器や治療機器
  • 緑内障の治療で使用する最新のレーザー機器

白内障関連で使用する高性能の機器

VERION(ベリオン)の導入(Alcon社)

当院では、2014年より白内障手術ガイドシステムVERION(べリオン)を導入しております。この機械の導入により乱視矯正眼内レンズ挿入や多焦点眼内レンズの挿入時など、より高い精度の手術ができるようになりました。べリオンとは3つのパーツで構成されています。

「目の形状」をとらえます。

術中顕微鏡下にマーカーを表示します。

光学式眼軸測定装置 OA-2000(TOMEI社)

組織深達度が高く高速測定が可能なフーリエドメインを採用し、測定能率が向上されています。短時間で目の奥行眼軸長(長さ)を測定します。眼軸長は、眼内レンズの選択に重要なデータです。CASIA2と連携することでより正確な白内障手術の眼内レンズの選択が可能になります。

前眼部OCT CASIA2(TOMEY社)

白内障手術の裸眼視力の改善に重要な角膜の形状解析(黒目の形状)を測定します。非接触式で前眼部(角膜~水晶体)の3次元検査で、立体3D観察がより正確に可能になりました。

  • 白内障手術前検査で重要な角膜の形状(黒目の形状)正確な把握が可能です。眼内レンズの度数決定、乱視軸の把握、乱視矯正にも有用です。
  • 角膜(黒目)の形状や厚みの測定が可能で、円錐角膜の診断、角膜移植後の経過観察が可能です。
  • 前房隅角(目の中の水分の出口にあたります)隅角が狭いと眼内の水の流れが滞る可能性がありと眼圧上昇のリスクがあります。緑内障に関わる隅角の形状の把握ができます。

隅角が狭くなっている画像は急性緑内障発作を起こし、眼圧が上昇しています。

正常な隅角の画像

隅角が狭くなっている画像

緑内障や加齢黄斑変性などの
眼底疾患の診断病状の把握・治療にも有用な最新機器の導入

当院では、緑内障や加齢黄斑変性症などの眼底疾患の診断、病状の把握、治療にも有用な最新機器を導入しています。

光干渉断層撮影装置 スウエプトソースOC トリトン(TOPCON社)

SS-OCTと呼ばれ世界最速1000A‐scan/秒を実現し(トプコン社従来機比約2倍)、その機能により瞬時に撮影でき眼球運動を受けにくくなっています。また、1μmの光源を使用しているので組織深達度が深くまた白内障などの影響を受けにくく、患者さん側には撮影光が見えず撮影光を追わない、スウエプトソースの光源使用のため画像が深部まで鮮明です。眼の奥の眼底の断層の写真。それを元に3D解析や目の奥の血管の状態も撮影してくれます。

トリトンでは脈絡膜までの3次元画像解析が可能

中心性漿液性網脈絡膜症の方の断層像です。病気で異常液体が貯留しています。赤いところが腫れている所です。

トリトンで撮れるカラー眼底撮影

加齢黄斑変性症で黄斑部に出血や浸出液が見られます。

トリトンで撮れる自発蛍光眼底撮影

眼底写真の撮影で眼底の細胞には自発蛍光物質(リポフスチン)をもっており、異常が起きると代謝が低下し、リポフスチンの量が増加し、過蛍光になります。
さらに異常が進み細胞の機能がなくなると暗く低蛍光となります。加齢黄斑症、中心性漿液性網脈絡膜症、網膜色素変性症などの診断や、病気の活動性などを把握するのに有用です。
こちらは加齢黄斑変性症の方の、自発蛍光写真です。機能低下しているところは黒くうつり、代謝が落ちているところは過蛍光になるので白くなっています。また出血部は出血により低蛍光になって黒くなります。黄斑部は真っ黒ではなく、まだ機能があることがわかります。

トリトンで撮れるOCTアンギオグラフィー

造影剤を用いずにOCTによる技術を応用し網膜血管の様子を可視化できるものです。
造影剤を使えない全身状態の不良なかた、造影剤にアレルギーのある方、また造影剤を使用しないため、頻回の検査が可能です。糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症の無血管領域の診断、加齢黄斑変性症の異常血管の診断に有用です。上記の加齢黄斑変性症の方のOCTアンギオグラフィーで検出された異常な血管です。

Optos(オプトス)Nikon

負担の少ない広い範囲の眼底を撮影できるカメラです。
散瞳薬を用いる眼底検査は4~5時間見えづらくなり、その間、運転ができない制限も伴います。オプトスでは、散瞳しない状態で短時間で広範囲の眼底が撮影でき眼底出血や網膜剥離などの発見に有益です。又、眼底自発蛍光を撮影する機能もあり、加齢黄斑変性などの疾患の診断や経過を見ることも可能です

オプトスで広い範囲の眼底が撮影できます。

普通の眼底カメラで撮影した眼底画像

オプトスで撮影した眼底画像

小児眼科領域の最新機器の導入

数秒で両眼同時に屈折検査(遠視・近視・乱視の状態)と眼位(内斜視や外斜視など)の検査が可能な最新機器を導入しております

スポットビジョン スクリーナー(Welch Allyn社)

スポットビジョン スクリーナは生後6か月からできる検査で、遠視・近視・乱視などの屈折を調べ、又斜視などがないかも同時に調べることができます。1mの距離からキラキラした光や音が出る事で興味を引き、2~3秒でカメラで撮るように撮影できます。

スポットビジョンの測定方法と液晶ディスプレイ画面(スクリーニング後)

弱視訓練機器オクルパッドの導入

オクルパット

弱視治療は健眼(いい方の目)遮蔽を行い視力不良眼の視力を伸ばす必要がある場合があります、本人に苦痛なこともありますが、オクルパッドは偏光眼鏡を使用し、視力不良の目にしか指標がみえないことを利用してゲームをしながら両眼開放の下で、視力不良眼を育てる治療機器です。

涙道内視鏡や鼻内視鏡の導入で最新の涙道疾患の治療が可能

涙道内視鏡FL-500C(Fiber Tech社製)

先端0.9mmの治療用涙道内視鏡
先端0.7mmの検査用の涙道内視鏡
涙目、目やにが続くなど、涙の排出路が閉塞して起きる疾患に対する最新の機器が涙道内視鏡です。検査用の涙道内視鏡は点眼麻酔で涙道の状態を見ることができます。検査時間も10分程度です。検査した結果で、チューブ挿入で治療可能か、涙嚢鼻腔吻合術が必要か治療の選択ができます。

先天性鼻涙管閉塞―赤ちゃんの涙目

先天性鼻涙管閉塞は生まれつき鼻涙管に膜のようなものが残り、涙が流れず、涙目や目やにがつづく病気です。医師によりまだ方針は少しバラつきがありますが、3か月~1歳までに涙嚢マッサージなどで経過を見て、改善が無ければ、ブジ―で開放する治療を行います。これまで盲目的にこの治療はなされていましたが、検査用涙道内視鏡(先端0.7mm)で目視下での治療が可能となり、より精度の高い治療が可能です。当院では生後8か月までに点眼マッサージで経過をみて、生後8~9か月に先天性鼻涙管開放術を(涙道内視鏡を用いて)行っています。

鼻内視鏡 FL-500C(Fiber Tech社製)

チューブ挿入や、鼻内法による涙嚢鼻腔吻合術後の再閉塞の方の治療に用います。

眼精疲労仮性近視の状態を把握できる最新の機器

涙調節機能解析ソフトウェア AA2(ニデック社)

近年スマートホンやタブレットなどの普及で、眼精疲労が増えている印象があります。これまで眼精疲労の診断は患者さんに説明しづらいものでした。しかしこの機械ではグラフで結果表示され、眼精疲労のタイプもわかります。原理としては機械が患者さんの屈折を測定し、それを基に最初遠方を見せる状態から近方視を促すように負荷がかけられていきます。そのなかで、眼精疲労時にでる高周波成分の測定によりどれほど眼精疲労があるかの状態が解析できるようになっています。

糖尿病や網膜静脈閉塞症で用いる最新の機器

IQ577(トプコン)

パターンスキャンレーザーと閾値下レーザーが可能です。

パターンスキャンレーザーと閾値下レーザー

パタンスキャンでレーザーした眼底写真です

パターンスキャンレーザー

糖尿病網膜症や網膜静脈分岐閉塞症の血流の悪い領域が多い場合病気が増悪するので、病気の悪化を防止するための広範囲のレーザーを行います。これまでのレーザーは痛みがあるのが問題でしたが、このパターンスキャンは短時間で高出力レーザーで組織破壊が少なく、痛みもに少なくなりました。また単発の発射ではなく4~9発連続照射可能なため短時間の治療が可能です。

閾値下レーザー

糖尿病網膜症や網膜静脈分岐閉塞症の黄斑部浮腫に対する硝子体注射(アイリーア®、ルセンティス®)に加えて、黄斑部の浮腫を軽減することが可能なレーザー治療が閾値下レーザーです。

ドライアイに対する最新の検査機器や治療機械

Idra(アイドラ) (イナミ)

ドライアイの原因やタイプを詳しく検査・分類することが可能な検査機器です。

IPL(Intense Pulse Light) (イナミ)

ドライアイの点眼以外の治療で眼瞼の炎症を抑え、眼瞼のマイボーム腺の詰まりを改善する治療です。IPLは目の周囲にレーザーを当てるだけで、5分程度でほとんど痛みはありません。

SLT(選択的レーザー線維柱帯形成術)(ニデック)

SLTとは眼には、ほとんどダメージを与えず眼球内の水の出口の部分にレーザー照射を数分間(約3~5分間)行うことで、レーザーによる炎症反応で水の出口の部分の抵抗が減り水の流れがよくなり眼圧が下がるという治療です。約70%の方に有効で20~30%眼圧が下がり、約1本分の眼圧に匹敵します。

MLT(マイクロパルスレーザー線維柱帯形成術)(トプコン)

MLTとは、眼球内の水の出口の部分にレーザー照射します。全く目の組織にダメージを与えず熱効果により水の流れをよくし眼圧が下がる治療です。そのため、何度でも行うことができます。効果はSLTと同じ程度です。

CYCLOG6(マイクロパルス経強膜毛様体凝固術)(トプコン)

レーザーにより毛様体に熱を与え、房水の排出量が増えるため、眼圧が下降する機械です。約70~80%の方に有効で20~30%眼圧が下降します。

リンク集

ページトップへ