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緑内障点眼*エイベリス*、仕事上の伝達について
R2年11月に新しく開発された緑内障点眼薬*エイベリス*と仕事上の伝達についての勉強会を行いました。
まず緑内障点眼薬*エイベリス*について
緑内障点眼薬の種類は様々ありますがこの点眼薬はプロスタグランジン系と言う種類に含まれ、このプロスタグランジン系を継続点眼すると、眼瞼のくぼみ、睫毛が伸びる、目の周りの黒ずみといった整容的な副作用が現れます。しかし、エイベリスはそのような副作用がでないことが有益な点です。しかし、エイベリスは全ての緑内障の方に使用することはできません。眼内レンズ挿入眼の方(白内障手術後の方)は黄斑浮腫を引き起こす危険性があるため禁忌となっております。また緑内障の治療では点眼薬を複数併用して使用されるケースが少なくありませんが、エイべリスは他の緑内障点眼薬との併用で虹彩炎を引き起こす可能性があるため、現在のところ少数の特定の目薬でない限り併用して使用することができません。
このような禁忌事項はありますがプロスタグランジン系の緑内障点眼薬にみられる眼瞼のくぼみ、睫毛が伸びる、目の周りの黒ずみがでない点がエイベリス点眼の優れている点であることを学びました。
次に仕事上の伝達についてです。
私たちスタッフは特に忙しいとき、口頭で仕事の要件を伝える場面が多々あります。口頭伝達は伝達ミスが起きやすいものです。そこで伝達ミスに対する勉強会を行いました。指示受け側と聞き手2組ずつにそれぞれ分かれ、実際に正確な内容を把握できているのか確認してみました。それぞれ伝えられた要件を指示通りにほぼクリアすることができていましたが、いくつかの伝達ミスがありました。ミスが多かったのは患者さんの氏名の漢字についての伝言抜け、最終的にカルテをどこへ届けるのかが抜けているケースで多くみられました。伝える内容が多い場合、伝達すべき内容のポイントを簡単に書き留めてもらうなど口頭伝達するとき注意が必要であることを学びました。