怖い術後眼内炎とアレルギー性結膜炎に対する最新の治療について|熊本市の眼科

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怖い術後眼内炎とアレルギー性結膜炎に対する最新の治療について

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2021.02.05

R3年1月23日に術後眼内炎とアレルギー性結膜炎の治療法*プロアクティブ点眼*についての勉強会を行いました。

白内障や緑内障など眼球内部に対する手術後に眼の中で細菌が増殖し、化膿した状態になるのが術後眼内炎です。眼球の内部に細菌が入ると眼内炎を発症してしまいます。白内障手術後の発症頻度は0.06~0.2%(500~1700件に一件)と言われています。白内障術後の眼内炎には急性と晩発型の2つのタイプがあり、急性眼内炎は術翌日~数日に発症し、自覚症状としては術後3日前後に眼痛、羞明に続き視力低下がみられます。一方晩発型眼内炎は術後2~数ヶ月後に発症し、自覚症状としては視力低下、充血、眼痛がみられます。一度眼内炎になると元の視力に戻ることは難しく、最悪の場合失明に至ります。術後眼内炎の発症を防ぐ為に対策として手術の3日前から抗菌薬の点眼を患者様に点していただきます。また当院では手術室内の空気を清潔に保つためにHEPAフィルターと言うフィルターを使用しています。それに加え、白内障手術時は目の消毒、洗眼を手術開始前と、眼内レンズ挿入前、挿入後と3回施工します。術後も患者様には2週間、寝る間も保護メガネをかけていただくなど感染対策を当院でも行っています。改めて経過を見ていく上で患者様の見え方、痛みはなど気になる症状はないか?とその都度確認し、術後眼内炎が万が一起きた場合早期発見、対応することが重要であることを学びました。いかに病原菌を持ち込まない、持ち込ませないかがどれほど重要なことなのか改めて勉強する機会となりました。

次にアレルギー性結膜炎の治療法*プロアクティブ点眼*についてです。花粉の時期となり最近目のかゆみがあり、アレルギー症状を感じる方もいらっしゃるかと思います。アレルギー性疾患を有する患者様は一度アレルギーの症状にかかると弱い症状がじわじわ残っており敏感な状態にあります。そのため花粉症の方であれば少しの花粉やアレルギーの原因となっているものに少しでも触れると症状が発症してしまいます。これをプライミング効果と言います。プライミング効果をなくすためにもたとえ痒みがなくても、アレルギー症状や痒みを繰り返している方は指示通り点眼することが大切です。この点眼方法をプロアクティブ点眼と言い、そうすることでアレルギー症状が発症しにくくなります。アレルギー症状を軽減することができるプロアクティブ点眼ですが、なかなか指示通りの点眼ができないケースも多いと思います。プロアクティブ点眼をするのに点眼勉強会のテーマになったアレジオンLXは1日2回であり1日の点眼回数が少ない点眼剤を使用することで継続した点眼ができるのに役立つと思いました。