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緑内障点眼・はやり眼について勉強会を行いました
緑内障点眼(エイベリス)について
緑内障とは、神経が減り、視野が欠けて見えなくなる病気です。失明の原因となる1位の病気が緑内障です。一旦減少した視神経は再生されないので、緑内障と診断された方は病気が進まないように、点眼薬で眼圧を下げていく必要があります。
緑内障治療薬の種類
緑内障治療薬には、
- 交感神経遮断薬
- 交感神経刺激薬
- 炭酸脱水酵素阻害薬
- プロスタグランジン薬
- 副交感神経刺激薬
- 配合剤
などの多くのタイプの薬があります。
プロスタグランジン系治療薬について
プロスタグランジン系の点眼は最も眼圧下降効果が高く緑内障点眼で第一に選択されていますが、副作用として、眼の周りが黒くなる・睫毛が伸びる・目が窪んでくるなどの副作用があります。
プロスタグランジン系のエイベリスは、1日1回の点眼で副作用の眼瞼色素沈着、眼の窪みが副作用としてないことが長所としてあります。
短所としては、白内障手術を予定している方・無水晶体眼・眼内レンズ挿入眼の方、プロスタグランジン系の点眼液(タプロス)の併用で使用すると、黄斑部浮腫や虹彩炎が起こりうる可能性がありため、使用は禁忌です。加えて、プロスタグランジン系(エイベリスも含め)、充血が数時間続くので、気になる様であれば夜の点眼が望ましいです。
緑内障のプロスタグランジン系の点眼の副作用について再確認しました。
ウイルス性急性結膜炎(はやり眼)について
症状としては、結膜が赤くなる・目やにや涙が増える・瞼が腫れる・熱が出ることもあります。
ウイルス性結膜炎は感染力が非常に強く、感染して潜伏期間1~2週間後に症状が発症するため、気づかないうちに他の人に移してしまう可能性もあります。
効果的な薬剤がないため、二次感染防止と炎症を抑える目的で抗生剤とステロイドの点眼を使用します。
コロナの影響で、はやり眼の患者が減少しており、手洗いと消毒は、はやり眼の感染拡大防止にもなっているようです。