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【2024年12月】緑内障配合剤について勉強会を行いました。

日本の視覚障害の原因の第一位が緑内障で約30%になるそうです。

緑内障は視神経と視野に異常を起こす病気で、眼圧を十分に下降することで視神経の障害を抑制できる病気です。

  • 早期発見が大切
  • 点眼、レーザー、手術などの治療法があります
    →点眼治療がまず行われ、それが主な治療法になります。

点眼で眼圧を下げますが、3つの作用するポイントがあります。

  1. 房水(眼内で産生される水)の抑制制
  2. ぶどう膜流出路の流れの促進
  3. 線維柱帯流出路の流れの促進

点眼薬はこの3つの作用に分けられます。

メリット1:配合薬はこの3つの作用の違う薬剤が組み合わされており、単剤より有効に眼圧を下げる効果があります
メリット2:単剤2つより、防腐剤に暴露される量が減らせます
メリット3:2剤点眼する洗い流し効果を減らすことができます

デメリットとしては、点眼を忘れた時の眼圧に与える影響が大きいことになります。
緑内障の点眼治療はとても大切ですが、初期から中期までに自覚症状は少なく、点眼はきちんとできていないことも多いと言われております。
→点眼回数を減らす配合剤という便利な緑内障点眼もできて、患者さんの負担の軽減に役立つのではないかと思いました。

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