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新しい作用のドライアイ治療薬アバレプト懸濁性点眼液について
ドライアイでは涙液の浸透圧がたかく、炎症が起きているときに出る化学伝達物質が増えています。これらの変化が、目の周りの感覚を受け取っている三叉神経や角膜上皮細胞に影響し、ドライアイを治りにくくしています。
①長期間のドライアイで、目の周りの感覚を受け取っている三叉神経は、常に刺激され異物感、ヒリヒリする、しょぼつきなどを感じ、また三叉神経が刺激されることで、三叉神経からも炎症性の化学伝達物質が放出されます。
②ドライアイの涙液性の安定性の低下、瞬きによる摩擦により、角膜上皮障害(目の表面に傷ができる)、このことが角膜上皮細胞からも炎症性の化学伝達物質がでて、目の表面が傷つくことでごろつきなど三叉神経が刺激され三叉神経からも炎症性の化学伝達物質がでます。それにより目の表面に炎症細胞が集まり、炎症細胞からも炎症性の化学伝達物質が放出され、さらに目の表面を傷めてしまいます。
アバレプト懸濁点眼液は、角膜上皮細胞や三叉神経、炎症細胞の3つの部分に作用して、炎症性の化学伝達物質の放出を抑制することができます。このことによりドライアイの悪循環を改善する効果が期待されます。

アバレプト懸濁点眼液は1日4回点眼
・点眼方法
よく振って、点眼した後は、1から5分目頭を押さえます
・点眼後の症状
一時的にかすむことがあります
目の周りが、冷たいか熱く感じることがあります
温度の感じ方が変わることがあります(報告例はありませんが、低温やけどに注意)
※点眼後に異常を感じたら医師に相談することが大切です。
新たな治療の選択肢である。アバレプト点眼について勉強する機会が得られました。長く続くドライアイの全く違うアプローチの治療方だという印象を受けました。

