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サンヨード(殺菌・消毒点眼菜)とジクアスLX点眼について勉強会を行いました

サンヨードについて

サンヨードは、眼の殺菌・消毒を目的とした点眼です。眼に不潔なものが入ったり、異物や手指の接触などが起こった時に眼の殺菌・消毒の為に使用できます。
サンヨードは1分以内の暴露でウイルス、細菌や真菌を不活化させることができるといわれています。抗ウイルス作用、抗菌、抗真菌作用がありますが、強い効果がある分、早く効果がなくなってしまいます。その為、1回に1〜3滴 1日に4〜5回の点眼が必要になります。
サンヨードは、薬剤波1mlと希液4mlの2剤を希釈して使用します。希釈した後は3日間使用できます。
今回このサンヨードの使用方法のトピックとしては、はやり目(流行性角結膜炎)の予防効果があること、又はやり目(流行性角結膜炎)にすでに感染している場合も治りを少し早めてくれる効果があるということです。
はやり目(流行性角結膜炎)は非常にうつりやすく、家族中にすぐに感染が広がる事が多いので非常に役に立つと思いました。

 

次にジクアスLXについて

ジクアスは目が本来もっている涙(水分とムチン)を分泌させる働きがあり、最近分かったことで、涙の分泌景が増えることで涙液中の油分も増加し、涙の安定性を改善すると考えられています。
ジクアスは1日6回の点眼が必要でしたが、ジクアスLXは1日3回の点眼でよくなりジクアスと比べて半分の点眼回数で使用する事ができます。
ジクアスLXはジクアス点眼液に潤いの成分が加わった改良品です。1滴で長く潤いが続くので3回点眼でよくなりました。
点眼回数が減ることで負担が軽減され継続して点眼しやすくなると思います。1日3回ですので、食事のタイミングで点眼すると忘れにくくおすすめです。
患者さんのドライアイの改善にジクアスLXは役に立ちそうだという印象を受けました。

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