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オルソケラトロジーについての勉強会を行いました。
2024年6月にオルソケラトロジーについての勉強会を行いました。
近年、近視の子供が急増しており、高校生の8割に近視があるというデータがあります。
特に小学生に近視が進みやすく、進行すると将来緑内障や網膜剥離等といった眼疾患にかかるリスクが増えてしまいます。
その為、小学生の早い段階で近視の進行を抑制する必要があると言われています。
オルソケラトロジーは夜間寝ている間にコンタクトレンズを装用し、日中は裸眼で過ごすという近視治療です。それに加え近視抑制効果もあるそうです。
オルソケウトロジーのコンタクトレンズ着脱は保護者が行うため、小学校低学年から治療できます。
ただし、低年齢の場合、管理は保護者が責任をもって行ってもらう必要があります。
オルソケラトロジーをご希望される場合、適応検査を受けてもらいます。
そして、トライアルレンズを選定して1週間のお試し装用となります。
1週間後に来院していただき治療を希望されなければトライアルレンズを返却しオルソケラトロジーについては終了です。
希望されれば治療内容についての説明を受けていただき、必要書類のお受け取り、レンズ受け渡し日の確認を行い治療開始となります。
当院での治療は定額制となります。その後は1ヵ月後、そして3ヵ月後の定期検査に来院していただき状態を確認していきます。
コンタクトレンズの着脱の仕方、お手入れ方法などは毎日きちんと行っていただく必要があります。
例えば、手指を石けんでよく洗ってもらいレンズケアを行います。
専用のスポイトを使いコンタクトレンズを外してもらい、専用のこすり洗い洗浄液(コレクトジェルケプラス)中和タイプ酵素洗浄保存液(クリアデューSL)にて洗浄を行い保管します。
装着する時は、水道水で十分にすすいでから装用します。
2週間に1回はタンパク洗浄液(コレクトクリーン)にてレンズに付いた汚れを落としてもらいます。
オルソケラトロジーレンズのケアの重要性について
①レンズを安全・快適に使用する為に、レンズの洗浄・すすぎ・保存等のレンズケアを徹底する必要があります。
②レンズケースやスポイトは清潔に保ら、3ヵ月に1度を目安に定期的に交換してもらう必要があります。
③オルソケラトロジーレンズはレンズ内面に漓がある為、浸け置き洗浄のみでは取りきれない汚れが残ってしまう場合があります。
また、レンズのケアをせずに使用し続けると、眼感染症につながる事があります。
必ず毎日正しいレンズケアを行う必要があります。
以上のようなオルソケラトロジーの近視抑制効果がある事や、低年齢の使用の場合保護者の管理下での着脱やレンズケアの重要性について勉強しました。